ああ、コーヒーの神は偉大なり。
 

kaffaとイエメンの付き合いを語ると、また長い話になるのだが、

 

「今、現時点で、イエメンモカサナニはkaffaにとって、どのような存在なのか?」という問いに答えるにとどめる。本当に長くなるので。

 

kaffaは、コーヒーの神の存在を信じています。『信じることができない自分』の存在を信じるとするなら。
自分が存在するくらいなら、コーヒーの神は存在するだろう。

 

イエメンは、そういう意味で、神秘的な存在です。

 

そうは言え、結局は焼いて砕いてお湯を注いで飲んでしまうのだから、別に、神に接するかのごとくの緊張もなく、「ああ、おいしい。」と思う。

 

1日に1杯は、「イエメンモカサナニ フルシティロースト」をストロングでいただければ、コーヒー中毒者として満足です。これを毎日4杯以上飲み続けるには、強すぎるような気がする。

 

最近のマイブームは、kaffaのコーヒー、何でもイエメンと適当に混ぜる。カファブレンドにイエメンを半分混ぜるとか、4分の1混ぜるとか。

 

どうやっても、おいしいと思います。

 

聞いた話ですが、千年くらい前に、エチオピアからイエメンにコーヒーの木の原生種が移植されたらしいのです。

 

イエメンって、標高2500m以上の、乾燥した気候です。1日の気温差はとんでもなく、雨が少ない。保湿性の高い土壌でもない。

 

多くのコーヒーの木が枯れたでしょう。その環境の中で、コーヒーの木の全生命力をかけ、1000年、結実し、適応し続けたコーヒー原生種の小粒な結晶です。

 

それが、収穫時に手摘みされ、通気性ベッドの上で、果実のまま、乾燥、発酵される伝統的ナチュラル製法。

 

まあ、価格が高い豆だし、選別に手間がかかるので、kaffaの主力ではない。

 

kaffaブレンドは、エチオピア モカ ハラーは、やはり、いい線いってるのをわからせてもくれる。

 

あ、やっぱりこんな感じのが好きだったんだよな。深煎りのモカなんだよな、たぶん。